はじめに
秋〜冬になると、肌がカサついたり、便秘がちになったりしませんか?
実はこの2つ、東洋医学では「肺」「大腸」「皮膚」という“出す力”を担う臓器のつながりとして捉えます。
さらに、感情や生まれた日のタイプ(命式)も絡んでくると、整え方がぐっと深まります。
🧻肺・大腸・皮膚は“出す力”の臓器
呼吸・便・汗。
これらはすべて「不要なものを外に出す」排泄の働き。
肺は呼気と汗、大腸は便、皮膚は汗と皮脂。
この3つがうまく働いていると、身体も心も軽やかに保てます。
💧肺は“潤い”と“辛味”を好む
肺は乾燥に弱く、潤いと辛味を好む臓腑です。
辛味は気を巡らせ、肺の働きを助ける作用があります。
また、白い食材は肺を養うとされ、季節の養生にもぴったりです。
😔感情とのつながり:悲しみ・罪悪感が肺を弱らせる
五行で「金」は悲しみ・罪悪感と深く関係しています。
これらの感情が強くなると、肺・大腸・皮膚の働きが落ちやすくなります。
呼吸が浅くなったり、便秘や肌荒れが出るのは、感情の滞りが身体に現れているサインかもしれません。
👂肺が弱ると腎も乾く?
肺と腎は「金→水」の母子関係。
肺が乾くと、腎に潤いが届かず、腎陰虚の状態になりやすくなります。
その結果、耳鳴り・寝汗・不安感・足腰のだるさ・力が入りにくいなど、腎の不調が現れることも。
「呼吸が浅い+乾燥肌+便秘+耳鳴り」がセットで出る人は、肺→腎の連鎖を整えることが大切です。
🪞生まれた日のタイプから見る“潤い不足”
生年月日から読み解く「生まれた日のタイプ」を見ると、整え方のヒントが見えてきます。
「金」が少ない人 → 肺・大腸・皮膚が乾きやすい
「水」が少ない人 → 腎陰虚になりやすく、耳鳴りや不安感が出やすい
「金水のバランス」を意識した養生が、身体と心をやさしく整える鍵になります。
🌿やさしい整え方
肺・大腸・皮膚の排泄力を整えるには、潤い・辛味・温かさがポイント。
白い食材:大根、豆腐、白菜、長ねぎ、じゃがいもなど
辛味の食材:しょうが、ねぎ、みょうが、シナモンなど(気の巡りを助ける)
潤す生薬:麦門冬、杏仁、陳皮など
呼吸法:深くゆっくり吐くことを意識して
腸を冷やさない:冷たい飲食は控えめ
スキンケア:保湿だけでなく、湯船や軽い運動で汗をかく習慣も
おわりに
肌と腸、そして心。
全部つながっているからこそ、整え方もやさしく、丁寧に。
生まれた日のタイプや感情の傾向もヒントにしながら、あなたの“出す力”と“潤いの連鎖”をやさしく整えてみませんか?🌬️
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