東洋医学では、消化は「脾(ひ)」という臓器が担っており、脾が弱ると食物の消化や吸収がうまくいかなくなります。
その結果、腹部の不快感や疲れを感じることが多くなります。
一方、西洋医学では「酵素」の働きが消化の鍵を握っています。
特に胃では、ペプシンというたんぱく質分解酵素が分泌され、食べたものを小さく分解していきます。
この働きによって、肉類などのたんぱく質は胃酸との相性が良く、比較的消化されやすい食品とされています。
適量の肉類は、消化の観点から見ても有効です。
一方で、「菜食中心の生活」が必ずしも胃腸に優しいとは限りません。
特に生野菜や食物繊維の多い野菜は、胃腸が弱っている状態ではかえって負担になることがあります。
キャベツ、ごぼう、ブロッコリーなどの不溶性食物繊維が豊富な野菜は、胃腸が冷えていたり弱っていたりする方には不向きな場合もあります。
東洋医学では、こうした無理な菜食や冷たい飲食の摂りすぎが「脾虚(ひきょ)」の原因になると考えられています。
また、脂っこい食事、スナック菓子、加工食品など「消化に負担がかかるもの」も脾胃を傷める要因です。
そのため、胃腸の調子がすぐれない時は「野菜をたっぷり摂る」よりも「火を通してやわらかく調理する」ことが大切です。
温野菜や煮込み料理のようにやさしい形で取り入れることで、脾胃の働きを助け、無理なく栄養を吸収できます。
また、ストレスや不規則な生活習慣によって胃の働きが低下すると、ペプシンの分泌も減り、たんぱく質の消化が不完全になってしまいます。
その結果、胃もたれやガスの発生、疲労感などの不調につながることがあります。
このような状態は東洋医学では「脾虚」とされ、「脾を補う(=補脾)」養生が重要とされています。
脾を補う食材としては、かぼちゃ、山芋、もち米などの甘みのある穀物類がよく使われ、胃腸の働きをやさしく支えてくれます。
最後に、消化を良くするためには、食事の摂り方を工夫することが何より大切です。
食べ過ぎや冷たい飲み物を避け、温かい食事を心がけましょう。
また、適度にたんぱく質(特に肉類)を取り入れることで、胃腸の働きを助けることにもつながります。
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