このシートに使われている素材は、
もともと乳がんの方が使用するブラパット用として開発されたもので、
外からの刺激や電磁環境の影響を受けにくくし、
身体が過敏に反応しすぎない状態を保つことを目的として作られました。
身体は常に、
光・音・電磁環境・ストレスなど、
さまざまな刺激や振動の影響を受けています。
こうした影響が重なると、
身体が緊張しやすくなり、
巡りが乱れ、温まりにくい状態になることがあります。
この素材は、
身体が落ち着いた状態を保ちやすくすることで、
結果として温まりやすい環境を整える方向に働くと考えられています。
現在はシート状に加工され、
身体への負担を減らし、
落ち着いて過ごしやすい環境を整えるための素材として使われています。
身体に強く働きかけるものというより、
外からの刺激で乱れやすくなっている状態を落ち着かせて、
本来のバランスに戻りやすくする方向に近い素材といえます。
温活=とにかく温める、ではありません
「冷えているなら温めた方がいい」
そう思われることは多いですが、
身体の中に
・巡りの滞り
・排出できない状態
・偏りが強い状態
があるときに、
いきなり温めることで
かえって重さや不快感が強くなることもあります。
東洋医学では、
何を使うかよりも
どの方向から整えるか
(=順番・向き)
がとても重要になります。
この温活シートは、
最初の一手として使う素材ではありません。
・巡りを整える
・余分なものを抜く
・偏りをゆるめる
そうした調整がある程度進み、
身体が「受け取れる状態」になったときに、
静かに支える役割を果たします。
どんなときに選択肢になるか
この温活シートは、
・強い温熱刺激が苦手な方
・温めると余計につらくなる経験がある方
・冷えがあるのに単純な温活が合わない方
・環境の刺激に影響を受けやすい方
こうした方が、
身体の状態を見極めたうえで
選択肢になることがあります。
当薬局でも、
体質や巡りの状態を確認しながら、
必要な方にのみ使用することがあります。
誰にでも、いつでも使うものではありません。
まとめ
温活シートは、
「温めるための道具」ではなく、
身体が温まりやすくなる“場”を整える素材
という位置づけになります。
大切なのは
・今の身体がどの方向に整えられようとしているか
・温めるタイミングかどうか
・支える段階に入っているか
その見極めです。
虎徹堂薬局では、
症状だけでなく体質や巡りを確認しながら、
必要な場合にこうした素材も選択肢として使用します。
気になる方は、
漢方相談の際にお気軽にご相談ください。
