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「牛乳=骨にいい」は本当?|漢方的視点で見直す、牛乳とミネラルの真実

その牛乳、本当に骨にいい?

「カルシウム(Ca)補給のために牛乳を飲んでいます」——そう話す方は少なくありません。
でも本当に牛乳で骨は丈夫になるのでしょうか?

実は、世界で最も牛乳を消費している国のひとつであるノルウェーでは、骨粗鬆症の発症率が非常に高いというデータがあります。
反対に、牛乳の消費量が少ない沖縄県では、骨折率が極めて低いことがわかっています。

牛乳ではカルシウム補給だけでは不十分な理由

確かに牛乳にはカルシウムが豊富に含まれています。
しかし、牛乳に含まれるカルシウムとリンのバランスや、他のミネラルとの関係も考慮する必要があります。

牛乳を大量に摂取すると、血中のカルシウム濃度が一時的に上昇し、身体はバランスを保つために骨からカルシウムを動員することがあります
この現象は「脱灰」と呼ばれることもあります。

また、牛乳ばかりでカルシウムを摂ると、マグネシウムや亜鉛、リンとのバランスが崩れ、骨の質や健康に影響する可能性も指摘されています。

骨密度だけでは測れない「骨の質」

骨密度が高ければ良い、というわけではありません。

カッチカッチに硬い木と、しなやかで柔軟な木——どちらが折れやすいでしょうか?
骨も同じです。

「しなやかさ(柔軟性)」こそが、転倒時の骨折を防ぐ鍵。
骨粗鬆症薬を服用していても骨折してしまう方がいるのは、密度は保たれても“質”が伴っていないからかもしれません。

特に、大腿骨が折れるというのは、体全体の栄養バランスとミネラル代謝に問題があるサインとも考えられます。

日本人と牛乳は相性が悪い?

日本人の多くは乳糖不耐症であり、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのはそのためです。

また、戦後の学校給食で導入された「パンと牛乳」には、アメリカからの政策的な影響があったとも言われています。

さらに現代の酪農では、遺伝子組み換え飼料やホルモン剤、抗生物質を使った飼育が主流。
この牛のミルクを日常的に摂取することで、初潮の早まりやホルモン異常など、ホルモン由来の不調につながる可能性も指摘されています。

本当に必要なミネラル補給とは?

人体で最も多く含まれるミネラルはカルシウムですが、「多ければよい」というものではありません。

ミネラルは鎖のように相互作用して働きます。
そのため、“生命の鎖”として全体のバランスを意識することが大切です。

👉 詳しくはこちらの記事でも解説しています:
栄養バランスと心身の調和が健康のカギ:生命力を高めるための秘訣 | 【公式】熊本県荒尾市の漢方薬局といえば虎徹堂薬局

結論:牛乳は嗜好品として楽しむくらいがちょうどいい

牛乳は“健康食品”というよりも、嗜好品として時々楽しむのが良いかもしれません。

カルシウムだけを意識するのではなく、マグネシウムや亜鉛、鉄など多様なミネラルをバランスよく摂ることが、しなやかで折れにくい骨を作る第一歩です。

最後に:漢方の視点から

漢方では「身体に必要なものは、その人に合った形で取り入れるべき」と考えます。

もし骨や関節の不調、ホルモンバランスが気になる方は、お一人おひとりに合ったアドバイスをご提案します。
ぜひお気軽にご相談ください。

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